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取材者の一言


今回は、台灣吉世美國際股份有限公司の日野総経理にお話をお伺いしました。日野総経理は在台歴約2年半、以前はオーストラリア駐在経験もある視野の広い国際派です。日野総経理、お忙しい中、本当にありがとうございました!
 

会社概要

台灣吉世美國際股份有限公司 (本社名:株式会社ジェーシービー)
日野 総経理

所在地 日本 東京都港区 台湾 台北市中山北路
設立 日本 1961年(昭和36年) 台湾 1993年
従業員数 日本 2,350名
(2004年3月末現在)
台湾 12名
事業内容
(台湾)
(1) 台湾において地場の金融機関に対し、JCBカードを発行するライセンス、及び、当カードが使用出来る加盟店を獲得するライセンスを供与し、会員、加盟店、売上の拡充をフォローする「ブランドホルダー業務」
(2) 台北市内にあるJCBプラザにおいて、日本語での台湾現地情報提供や、予約・手配代行など、JCBカード会員の台湾滞在をサポートする「海外サービス窓口業務」。
会社案内 「Service from the heart」がカンパニーポリシーであり、JCBの誇り、それは「サービス・クオリティーの高さ」にある。日本のカード会社としては初めて独自の国際展開をスタートさせ、今日では、世界に5つしかない「国際クレジットカードブランド」のうち、アジア発唯一のブランドとして、確固たる地位を築いている。
HP http://www.jcbcard.com.tw/
 

インタビュー内容


パソナ 日系企業から見た台湾、中華圏市場(台湾、日系企業、産業の将来性など)。
日野
総経理
台湾は当社にとって、アジア戦略の核となる非常に重要なマーケットですが、「カード業界」という視点から台湾市場を見ますと、競合他社との競争が非常に激しいタフな市場である、と言えます。この激戦を勝ち抜く為に、日本人から見れば過度とも思われるような高付加価値サービスや豪華景品の提供など、あの手この手の差別化が繰り広げられています。例えば、プラチナ(白金)カードは本来は一握りの高所得者層を対象としたセグメントカードですが、銀行間の競争が激化した結果大衆化が進み、世界で最もプラチナの普及率の高いマーケットとなってしまいました。また今後、中国においても巨大なカード市場が立ち上がる、と予想されておりますが、台湾での経験は中国で生かされやすい、と考えられますし、市場テストの場として見ても、台湾は興味深いところですね。
   
パソナ 台湾における活動状況、今後の展望は?
日野
総経理
当社の現在の目標の一つが、台湾において二年以内にJCBカード会員数を倍増させることです。この目標を実現させる為に、JCBならではの、日本のカード会社だから提供できる高品質サービスの幅をより広げていきたい、と考えております。実は日本人が買い物をする際、カード使用する割合は約8%と言われておりまして、9割は現金払いなのですが、台湾は約20%がカード決済と言われているんです。台湾の方々はカードを利用するメリットをよくご存知でいらっしゃるな、という感がありますね。
   
パソナ 日系企業から見た台湾人社員(長所、短所、日本人社員との違いなど)。
日野
総経理
そうですね・・・、当社は日本語が出来る社員を採用しており、日本留学組も多いので、日本人との差をあまり感じたことがないんですよ(笑)。また当社は女性スタッフが多いのですが、台湾人女性に関して言えば、「自立している、しっかりしている」といった印象を受けますね。特に金融業界においては、マネージャークラス以上の台湾人女性が多くいらっしゃるように感じられます。一方でチームワーク的な仕事については日本人の方が得意かな、とも思います。日本では1+1を2、ではなく、3にも4にも増やしていくことが求められます。同じ会社で、チームとして働く以上、情報やマインドを共有し、生産性を高めていきたいな、と思います。
   
パソナ 採用人材の条件は(仕事にあたって必要なスキルなど)?
日野
総経理
当社では日本語能力がもちろん必要条件ではあるのですが、面接で一番見ているのは、「対人コミュニケーション力」です。専業的知識は後から教育できますので、それ以上に、当社の代表としてお客様を訪問した時、「相手は何を求めているか」を的確に判断する観察力や、これを引き出す対話力がある方が望ましいですね。また採用面接時に、「どんな仕事をしたいか?」をよく尋ねます。「自分自身が成長できるような仕事」と言う方もいれば、「営業」とだけ答える方もいらして、千差万別で面白いのですが、その内容でその方の「仕事への考え方や姿勢、熱意」がよくわかると思っています。
   
パソナ 台湾で仕事して困った事、良かった事は(雇用、ビジネス習慣、生活など)?
日野
総経理
まず良かったことですが、台湾の方は親日的で、日本人に対して非常に気持ちよく対応して下さるので、とても生活しやすいですね。困ったこと・・・、そうですね、台湾では車の運転が出来ないので、オーストラリアにいた時のように自由に動き回れないのが、ちょっと残念ですね。ただ、国としてコンパクトなので、日本と比較して、住居と会社がかなり近かったりするので…全般的に見ると、やはり台北ライフは快適ですよ(笑)。

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