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取材者の一言


今回は、台灣歐力士股份有限公司の中本総経理にお話頂きました。中本総経理は1993年から約6年間、中国に駐在、台湾には2001年から赴任され、大中華圏に精通された日本人総経理のお一人です。中国語で会議も商談もこなす中本総経理から、中華圏・日本から見た台湾市場についてなど、興味深いお話を頂きました!
 

会社概要

台灣歐力士グループ (本社名:オリックス株式会社)
(台灣歐力士股份有限公司/歐力士小客車租賃股份有限公司/台灣歐力士資産管理股份有限公司)
中本 総経理

所在地 日本 東京都港区 台湾 台北市復興南路
設立 日本 1964年 台湾 1982年
従業員数 日本 単体:2,957名 
グループ合計:12,481名
台湾 186名
事業内容
(台湾)
(1)各種機械設備/オフィス機器の販売及びリース業務 
(2) 自動車などの動産リース及びレンタル業務
(3)債権評価/買収/回収/管理サービス業務
(4)投資コンサルティング業務など
会社案内 オリックスグループは日本におけるリース業界のパイオニアとして、複雑化・多様化するお客さまのニーズにお応えするため、常に新しいビジネスを追求し、革新的な金融商品・サービスをご提供してまいりました。台湾金融市場のグローバル化が進む中、台湾オリックスグループは絶えずマーケットニーズを先取りし、新しい価値を創造し、台湾社会に貢献していきたい、と考えております。
HP http://www.orix.com.tw/
http://www.orixauto.com.tw/
 

インタビュー内容


パソナ 日系企業から見た台湾、中華圏市場(台湾、日系企業、産業の将来性など)。
中本
総経理
まず、台湾という市場ですが、当社にとって、小粒ではありますが非常に面白い市場である、とみております。例えばWTO加盟により、台湾の金融市場開放化が強まったり、ノンバンク法成立予定など法的規制についても緩やかになったり、当社にとって強い追い風が吹いております。また金融サービスにおいて、日本との距離間もどんどん短くなっており、日本で提供しているサービスをタイムリーに台湾で提供できるような環境が形成されつつあり、当社としてもやりがいや面白味がありますね。また中国市場に関してですが、中国駐在経験から、あの広大な国を一つの全体として捉えるのではなく、「華北」「華東」「華南」のように地区ごとに捉えていかないと、見極めを誤るのでは、と考えております。
   
パソナ 台湾における活動状況、今後の展望は?
中本
総経理
当社の台湾におけるビジネス展望については、大きく3つに分けてお話し致します。まず、当社は機械などのモノを扱うことに長年のノウハウがありますので、ただリースするのではなく、オペレーションを含めたリースなど、付加価値をつけたリースサービスの提供を更に強化していきたい、と考えております。また、クロスセリングと呼んでおりますが、お客様が必要とするサービスであれば、業界的な幅を狭めることなく、グループ社員がそれぞれのグループ企業の商品を広く提供していけるような環境をより整えたい、と考えております。特に今後法律の改正により直接の融資が可能になれば、不動産融資を含め日本を始め各国で行っているファイナンス業務を進めていくつもりです。最後に、車両リースにつきまして、当社は日本最大規模でビジネスを展開しておりますので、メンテナンスなどのサービス向上を常に念頭に置き、台湾市場もどんどん拡大していきたい、と思っております。
   
パソナ 日系企業から見た台湾人社員(長所、短所、日本人社員との違いなど)。
中本
総経理
長所というか…私の見解ですが、台湾人の方々は「世界で浪花節が通じる唯一の国民である」と思っています(笑)。つまり、人情があり、「キモチ(台湾風発音)」を大切にする国民性をもっていらっしゃって、日本人としては非常に嬉しいですね。一方で、何かを始めて結果を待つ際、台湾の方は比較的すぐに結果及び見返りを求める傾向がある様に感じるときがあります。こういった違いも頭に置きながら、社員と接しておりますが。
   
パソナ 採用人材の条件は(仕事にあたって必要なスキルなど)?
中本
総経理
まず「物事の本質を的確に捉えることが出来る人かどうか」を短い面接時間の中でも確認するよう努めています。また、「前向きで自分から行動できる人かどうか」もポイントですね。例えば、一つの企画立案をお願いした時、リスクや程度に応じた複数のプランを自ら立てられるような人材を、当社は求めております。
   
パソナ 台湾で仕事して困った事、良かった事は(雇用、ビジネス習慣、生活など)?
中本
総経理
困ったこと…実は中国から台湾に赴任し、中華圏カルチャーギャップを感じたことがあります。私は中国で実践を通してビジネス中国語を身につけてきたと思うのですが、これはかなり戦闘的な中国語で(笑)。台湾の方に対して、自分の中国語が、キモチ的ニュアンスを含め、どこまで正確に伝わっているのだろうか、と考えることがありますね。また、台湾の金融市場が大きく変化する過渡期に身を置けたことは大変幸せだと思います。そして本当に色々な方々に助けられて、今日の自分がありますね。

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