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取材者の一言


今回は、汐止にオフィスを構える台湾和泉電気股份有限公司・台北オフィスで元気に働く濱野副総経理にお話しいただきました。台湾にいらっしゃる前は、日本本社にてマーケティング分野のスペシャリストとしてご活躍されており、台湾における社員教育についての考察など、興味深いお話をいただきました。是非、ご講読下さい!
 

会社概要

台湾和泉電気股份有限公司
  ((1)台北/台中 ※日本本社資本70%と台湾資本30%の合弁)
台灣愛德克股份有限公司
 ((2)高雄  ※日本本社資本100%)
(本社名:和泉電気株式会社 ※2005年11月1日より、IDEC株式会社へ変更予定)
濱野 副総経理

所在地 日本 大阪市淀川区(本社) 台湾 (1)台北縣汐止/台中市、(2)高雄縣仁武
設立 日本 1945年11月(創業) 台湾 1992年
従業員数 日本 1,385名
(2005年3月現在・連結ベース)
台湾 (1)20名、(2)120名
事業内容
(台湾)
制御機器製品、制御装置及びFAシステム製品、制御用周辺機器製品、その他の電気機械器具の製造及び販売(※尚、製造は台灣愛德克股份有限公司、販売は台湾和泉電気股份有限公司)
会社案内 和泉電気株式会社は制御機器専業メーカとして1945年に創業いたしました。現在では日本を始め世界中で“IDEC”ブランドとしてお客様の強い信頼を頂戴いたしております。創業60周年を迎える今年11月には商号をIDEC株式会社と変更し、“制御機器の和泉”から事業規模の拡大、真のグローバル企業への成長を目指して参ります。
HP http://www.idec.com
 

インタビュー内容


パソナ 日系企業から見た台湾、中華圏市場(台湾、日系企業、産業の将来性など)。
濱野
副総経理
日系企業全体からではなく、和泉電気からの視点として理解していただきたいのですが、やはりここ数年、台湾と中国との経済的つながりが益々強くなっていることをビジネスの現場でも常に感じております。当社は部品メーカーですので、当社の部品が内蔵された装置や機械が世界中で販売されているわけですが、例えば台湾で販売した部品が内蔵された装置が中国市場にどんどん出回ったりしておりますので、台湾と中国で切り離したマーケティング戦略ではなく、市場のボーダレス化に対応できるよう、一体化したマーケティングを展開していきたい、と考えております。
   
パソナ 台湾における活動状況、今後の展望は?
濱野
副総経理
台湾では産業の空洞化などが強調されておりますが、当社と致しましては、マーケット自体が縮小されようとも当社製品のマーケットにおけるシェアを伸ばしていきたい、当社の製品の価値自体で勝負したい、と考えております。また当社製品の価値である「高性能、洗練されたデザイン、高品質」に加え、生産を中国へシフトすることで価格的な面からも広くご愛顧いただけるよう、努めていきたいと思っております。
   
パソナ 日系企業から見た台湾人社員(長所、短所、日本人社員との違いなど)。
濱野
副総経理
そうですね、当社の台湾人社員は真面目で素直だと思います。ただ、日本と台湾で大きな違いがあるなぁと感じたのが「社員教育」の風土です。日本の場合、システム的に研修を行う、というやり方も一部ありますが、それ以上に、会社・組織として人を育てていこう、という文化があり、OJT(On the Job Training)や上司・先輩の経験を実際に肌で感じたり、話し合いながら社員を一人前に育てていく、という土壌がありますよね。一方、台湾は、個人主義というか、そういった風潮がないようで。これは企業側にも責任があるのでは、と思います。つまり、企業の方がそういった文化を提供すべきなんでしょうね。
   
パソナ 採用人材の条件は(仕事にあたって必要なスキルなど)?
濱野
副総経理
専門的な知識は会社でも学べますので、入社前に持っておいていただきたいのが「柔軟性」ですね。日系企業には日系企業のビジネスマナーや礼節がありますので、それを「台湾と違う、おかしい!」とか「しょうがないなぁ。」と受け止めるのではなく、そういったマナーや考え方もあるのか、と柔軟に対応できる態勢を持った方がいいですね。また、履歴書や面接で、自分の持っている能力を必要以上に見せるのは逆効果だと思います。企業側が求めている期待値と求職者が考えている能力とのギャップがある場合もあると思いますので、そういった点を面接で確認することも必要だと思いますね。
   
パソナ 台湾で仕事して困った事、良かった事は(雇用、ビジネス習慣、生活など)?
濱野
副総経理
私は、しゃべくる(※関西弁=「よくしゃべる」)のが得意中の得意なのですが、中国語は出来ないので、自分の面白さが台湾の方にストレートに伝わらないことがあるのが残念ですね(笑)。ただ、台湾の方は非常に親日的かつフレンドリーで、とてもありがたいですね。また、台湾に来て台湾人の方、日本人の方含め、色々な方々と知り会い、また日本を第三者的立場で見られるようになったと思います。台湾で働くチャンスをくれた会社に感謝しております。

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