| パソナ |
源吉兆庵股份有限公司様から見た台湾、中華圏市場についてはどうですか。 |
小郷
総経理 |
台湾は特に親日的で日本の物は何でも好まれるという背景があります。
また台湾にはお餅、小豆など日本の食文化と通じるものが多くございます。
特にお餅については、台湾語で「モォーチィ」と言い、日本語のお餅という言葉が起源ではないかと私は考えているのですが。現在、台湾に限らず中華圏全体に日本の食文化が広まっており、またこれらの地域で日本同様に「贈答」の文化もあり、ますます和菓子の良さも広まっていくのではないかと考えております。 |
| パソナ |
台湾における源吉兆庵股份有限公司様の活動状況、今後の展望は? |
小郷
総経理 |
直営店と日系百貨店にそれぞれ店舗展開を行い、台湾全土にさらに拡大していきたいと考えております。
しかしそれと同時に、和菓子のもつ高級感を大切にするため、希少価値を保つという意味でもむやみな拡大は慎まなければならないと感じております。 |
| パソナ |
源吉兆庵股份有限公司様から見た台湾人社員はどうですか? |
小郷
総経理 |
台湾の方は素直でのみこみが早いですね。かつ受け持った仕事は最後までこなしてくれます。勤勉さでいえば日本と通じるものがあります。ただ、台湾の転職社会には戸惑いを感じます。また台湾の方は「日本ではこうだから」という言い方をひどく嫌いますね。私もできるだけこの言葉を使わないようにして、台湾のやり方を尊重して、台湾人のいいところを生かしていきたいと考えております。 |
| パソナ |
採用人材の条件は(仕事にあたって必要なスキルなど)? |
小郷
総経理 |
モノを売る仕事が好きな方、モノを買ってもらって喜びを感じる方。絶対条件としては、「自然と笑顔になる方」ですね。語学など細かい諸条件はさておき、必須のスキルは「おもてなしの心」です。 |
| パソナ |
台湾で仕事をして困ったこと、良かったことは? |
小郷
総経理 |
まず良かったことから申し上げます。私が初めて台湾に赴任したのは1999年でした。言葉もわからず悪戦苦闘の日々が続きましたが、仕事ではいわゆる日本語世代の老人の方がたくさんきていただいたり、声をかけられたりして「おもてなしの心」が通じて、大変勇気付けられたことですね。また私生活でも、例えば住んでいるマンションで困ったことが起こると、大家さんがたくさんの人を呼んできて、なんとか問題を解決しようと言葉の壁を越えてみんなで助けていただいたこともありました。昨年また再赴任で来たときも、数年ブランクがあり、町並みもどんどん近代化が進んでいましたが、それでも台湾人の心はまったく変わっておらず大変うれしく感じました。
困ったことについては、羊羹を一本丸かじりされる方がいらっしゃるなどやはりまだまだ和菓子に対する本当の認識が得られていないということですね。これはまだ弊社が努力していかなければならないところだと感じています。 |