TOP INTERVIEW
pic夢的美食トップインタビュー

今回インタビューにお邪魔した「夢的美食股份有限公司」は、“日本のスイーツを世界の人々に広めたい“という思いでLaetitiaブランドで台湾に進出なさった企業です。董事長水野様、秘書の余様と、Laetitiaシュークリームをプロデュースしたフレンチシェフ島田哲也様にご同席いただき、貴重なお話を伺うことができました。(写真左から余秘書、水野董事長、島田シェフ)
会社概要

 

日本

台湾

名称 ウェルダンインターナショナル株式会社 夢的美食股份有限公司
設立 2008年1月 2008年7月
代表 代表取締役 西山剛司 董事長 水野雅也
本社 東京都港区三田1-2-18 TTDビル3F 【本社】台北市内湖區潭美街551號1F
【店舗】台北市安和路1段49巷11號1樓
従業員数 8名(アルバイト含む) 18名(アルバイト含む)
HP www.welldone-i.com/ www.sweets-collection.com
www.laetitia.com.tw/
島田シェフのデザートに魅了されて 
Q.1 夢的美食が台湾に進出なさった経緯をお教えください。
  水野董事長:もともと私はおいしいものを食べるのが好きで、島田シェフのフレンチ、また彼のクリエイトするデザートの虜になっていました。その中でも一番好きなのがシュークリームだったんですが、これを海外ビジネスに展開できないかと考えていた頃、台湾で事業パートナーを見つけることができ、島田シェフのご協力を得て台湾に進出することができました。Laetitiaシュークリームの開発においては島田シェフが直接台湾に来て指導してくださったので、本物志向を追求することができました。
Q.2 本物志向ということで、Laetitiaシュークリームの味にはとことんこだわっていらっしゃいますが、開発段階ではどのようなご苦労がありましたか?
  島田シェフ:小麦粉が日本のものと台湾のものとは違うんです。台湾の小麦粉は小籠包などをつくるのに非常に適したグルテンの配合になっていますので、繊細なデザート生地をつくるのには向いていません。よって水分量や卵の配分を工夫して、おいしいシュークリームをつくるためのレシピ開発から始めました。

水野董事長:またオーブンも台湾で一般に使用されているものは密閉度の問題などもあり理想的ではなかったため、日本から納得の行く器材を取り寄せまして,現在でもそれを使用しています.
Q.3 台北市安和路にLaetitiaをオープンなさいましたが、お客様の反応はいかがですか?
  水野董事長:“29歳の大人の女性”をコンセプトターゲットにしているのですが、日本と同様に非常に幅広いお客様にご利用いただいているという実感があります。オリジナルテイストで45元/個という価格設定も、材料、製法へのこだわりをご理解いただける本物志向のお客様に受け入れられているようです。
Q.4 Laetitia.ブランドのコンセプトワード「何気ない今日を記念日に」に込められた思いは?
  水野董事長:スイーツという存在自体が、+αのものだと思います。スイーツがあることでディナーが引き締まり、振り返りの時間をつくることができます。何でもない今日一日に、Laetitiaのシュークリームがあることで幸せを感じて特別な一日になってくれればとてもうれしいです。実際、自分へのご褒美、ギフトとしてお買い求めいただくお客様が多いと思います。
Q.5 台湾人スタッフと共同作業なくしてLaetitiaは成り立ちませんが、台湾人スタッフに対するイメージはございますか?
  島田シェフ:真面目ですし、どんどん吸収してくれますので可能性はあると思います。日本のやり方をそのまま通してはうまくいきませんので、台湾のいいところと日本のいいところを融合させることができればいいと思っています。そのためには適切な指導が必要です。台湾人社員はいいものを持っていますが、それをどのように発揮するか、どのように表現するかに成長の余地があると感じます。指導する立場の私が、どうやって導いてあげるかが何より大切だと思っています。 また、私は包み隠さず技術を伝承するように心がけています。将来的に独立されるならそれも良し、とにかく働く喜びを感じて、どんどん成長して行ってほしいですね。

水野董事長:優秀な方が多いので本当に助かっています。特に(隣りに座っている)余さんは本当によく頑張ってくれています。台湾の方は自分の意見をはっきり上層部に伝えてくれるのでとてもありがたいです。特に弊社のような皆で作っていく会社では、遠慮してアイデアを出さないような社員ではダメです。また女性の視点がとても大切ですので、女性社員のアイデアには気づかされることがたくさんあります。彼女には後輩社員が目標とする“身近な成功例”になってもらいたいですね。また、ほうれんそう(報告・連絡・相談)はどこでも大切なことですから、常に心がけてほしいなという思いがあります。

余秘書:秘書という立場上、水野董事長や島田シェフと、台湾人社員の通訳をすることがありますが、日本人のニュアンス、曖昧さが、実際は伝わっていないことがよくあると感じます。日本語は勉強してわかるので、最初は「訳さなくても大丈夫」と思っていましたが、しばらくしてみると「わかった」と言っていたことが実はわかっていなかったり、水野董事長や島田シェフが期待している成果を出せていなかったり…。ですから日本語が通じるので通訳の必要がいらないのでは、と一見思えるような場合でも、本当に理解しているか確認するようにしています。
Q.6 秘書として活躍なさっている余さんですが、オンラインショップの店長に抜擢されたそうですね。面接、入社から今までを振り返っていかがですか?
  余秘書:パソナから夢的美食のお仕事を紹介いただいて…(笑)その節はお世話になりました。おかげさまで毎日やりがいのあるお仕事をさせていただいています。就職活動をしているころは、「どんな業界で何がしたい」という明確な気持ちは正直ありませんでした。でも面接で水野董事長からお話を伺っているうちに、ここだ!とピンとくるものがあったんです。水野董事長がお話なさった会社の夢に共感できたからこそ、今まで一緒に頑張ってこられたと思います。いま新たな任務を与えられて、少々緊張していますが、皆さんの協力を得てやっていけると信じています。
Q.7 Hi Job会員の皆さんの中には今後どんなキャリアを歩むべきか悩んでいらっしゃる方も多いと思います。 プロフェッショナルとしてお仕事をしていらっしゃる3名から何かアドバイスをいただけますでしょうか?
  島田シェフ:フランス修行時代は大変なこともありましたが、やめたいと思うことは一度もありませんでした。比較的若くして店を持つことができたのは、あきらめないで続けてきたからだと思っています。 情報化がどんどん進んで、最初のステップがどんどん省略できるようになっていますよね。パソコンやインターネットを駆使して。たとえば半人前のうちに覚えなければいけない、クリアしなければならない仕事が10あるとしたら、そのうちの1から3くらいは苦労しないでできるようになってると思うんです。ただ、そこをあまり飛ばしすぎると確固とした基礎ができなくなってしまいます。若いうちは是非苦労することで自分の能力を高めていってほしいと思います。

水野董事長:私は33歳で会社を興すと目標を持ち、それに向かうことに専念しました。営業を経験したのは営業はすべてのビジネスの基本と思っていたからですし、証券会社に勤めたのもお金の流れを知るためでした。実際この期間に培った人脈は、いまのビジネスにもつながっています。いつまでに何を達成させるか、という明確な目標を持つのはとても大切です。そのゴールに向けてとるべき行動が自然とわかってきますし、小さな物事にとらわれずに大きな流れの中で仕事ができるようになると思います。

余秘書:そうですね…。自分もまだまだこれからなのでアドバイスになるかわかりませんが。責任感をもって何事にも取り組んでほしいです。それができれば仕事も面白くなりますし、日系企業で求められる“ほうれんそう”の徹底にもつながってくると思います。真剣に仕事に取り組むことでどんどん世界が広がってきます。そうすれば自然と面白い仕事にめぐり合えると思います。
Q.8 最後に今後台湾での展開について教えていただけますか?
  水野董事長:Laetitiaは夢的美食のブランド第一号ですが、今後は3ブランドを展開したいと思っています。また安和路ショップにつづいてオンラインショップを開店させる計画があります。商品配送になるため、新鮮さが売りのシュークリームは扱いませんが、オンライン限定商品として厳選材料を使用したプリンとスイートポテトを販売します。島田シェフが商品開発をほぼ完成させていまして、こちらもシュークリームと並んで台湾の皆さまに愛されるスイーツになると確信しています。また中秋節など台湾ならではの記念日にあわせた限定商品もどんどん出していく予定ですので、これからのLaetitiaに是非期待してください!
   
   
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